2011年04月03日
抵抗
我が社には、ソフトウェアの設計・開発のみならず
電気・電子分野及びメカトロニクス設計・開発も事業として行い
多くの場で活躍しています。
その中で、今回は電気・電子分野にスポットを当ててみたいと思います。(!!パチパチパチ!!)
これから色々な情報を電気チームとして流していきたいと思いますので宜しくお願いします。
それでは早速、第1回目の抵抗の豆知識としまして...
中学校の理科の時間で、【オームの法則:V=IR】を習った記憶がある方も多いかと
思います。(V:電圧 I;電流 R:抵抗)
私も結構好きでしたが、今ではちんぷんかんぷんです。
その中でも抵抗とは何? という昔の記憶を掘り起こすと共に、電気に少しでも
興味を持っていただこうという担当者が思いを込めて書かせていただいています。
抵抗とは?
電気の流れを妨げる働きをして、オームの法則を用いて抵抗の値を計算できます。
抵抗器という部品は、携帯電話、テレビ、冷蔵庫等、身近な電化製品には、必ず使われ
ている部品で、例えば下図(図1)のようなチップ抵抗、アキシャル、ラジアルといった形状の
抵抗器があります。
図1
チップ抵抗は、非常に小型な部品で、携帯電話等、大規模回路を、小さな製品に収める時
や高周波部等に用いられています。
携帯電話のサイズが一昔前大きかったのが、段々と小さくなり、それにも関わらず
機能が増えていった時期を覚えている人も多いかと思います。
それには、このチップ部品サイズの小型化も一役買っていました。
チップ部品よりも部品サイズが大きな抵抗として、アキシャル抵抗、ラジアル抵抗という抵抗器があります。
基板へ部品を挿入した時、縦型(上下方向が長い)物をラジアル抵抗、
横型(左右方向が長い)物をアキシャル抵抗と言います。
サイズがチップ抵抗よりも大きな分、大電力に耐え、大出力アンプ、高電圧、高電流、低周波部等に
用いられています。
近年の回路大規模化、製品の小型化、小電力化に共に伴い、段々とチップ抵抗と比較し
存在感が薄れてきているような印象も少しありますが、高級オーディオ機器、大型家電
製品等、チップでは賄いきれない領域をカバーする為(言葉が適切でないかもしれませんが)、
今後も必要不可欠な部品となります。
抵抗に電流が流れるとジュール熱(P=I*I*R:電流の二乗×抵抗値) という熱が発生し
その熱を家電製品の外へ逃がす為(放熱用)に、電気製品のボディーに放熱用の穴が設けられています。
家のテレビを例にすると、テレビの裏側(主に上側)には、放熱の為、ボディーに穴が
あけられていると思います。
その穴から、製品の内側を見てみると、今回紹介した抵抗器が、家のテレビにも
使われている事がわかるかも知れません。
今回は、アキシャル抵抗の抵抗値を詠む事が出来るカラーコード表という物を紹介します。
これを知っていれば、家の家電製品の抵抗値を自分で読む事が出来るようになり
なんとなく、電気を知っているという気分になるのではないかと思います。
まず、抵抗器に4本の色帯が塗られており、カラーが抵抗端に寄っている方向から
見た時に、左から二つが数値を表し,左から3つめが乗数,一番右側が許容差を表しています。
(図2のようになっています。)
それぞれのカラーは、図3のような意味を持っており、抵抗器から、抵抗値の値を詠む事が出来ます。
(例)
【1】1:赤 2:赤 3: 橙 4: 金 は 22X10の3乗(=22kΩ) 誤差±5% の抵抗値
【2】1: 紫2: 青3: 青 4: 銀 は 76X10の6乗(=76mΩ) 誤差±10% の抵抗値
【3】1: 黄2: 白3: 黒 4: 金 は 49X10の0乗(=49Ω) 誤差±5% の抵抗値
図2 アキシャル抵抗
● カラーコード表
図3
…とまぁ、こんな感じになっています(なるほど~)
電機チームでは、現在、電気基板設計、検証、技術サポート営業等、様々な分野の仕事を
行っています。
その中でも専門的な話や、今回のような一般的な話、プログラムの話をこれからも
ブログへ書かせていただこうと思っています。
今回の話を読んでいただき、有難うございました。
今までと違った形で見て行く事が出来ると思いますので
新たな興味を持つ事が出来ると思います。 是非実際のものを見て貰えれば。。。
ブログランキングに参加しています。
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多くの場で活躍しています。
その中で、今回は電気・電子分野にスポットを当ててみたいと思います。(!!パチパチパチ!!)
これから色々な情報を電気チームとして流していきたいと思いますので宜しくお願いします。
それでは早速、第1回目の抵抗の豆知識としまして...
中学校の理科の時間で、【オームの法則:V=IR】を習った記憶がある方も多いかと
思います。(V:電圧 I;電流 R:抵抗)
私も結構好きでしたが、今ではちんぷんかんぷんです。
その中でも抵抗とは何? という昔の記憶を掘り起こすと共に、電気に少しでも
興味を持っていただこうという担当者が思いを込めて書かせていただいています。
抵抗とは?
電気の流れを妨げる働きをして、オームの法則を用いて抵抗の値を計算できます。
抵抗器という部品は、携帯電話、テレビ、冷蔵庫等、身近な電化製品には、必ず使われ
ている部品で、例えば下図(図1)のようなチップ抵抗、アキシャル、ラジアルといった形状の
抵抗器があります。
図1
チップ抵抗は、非常に小型な部品で、携帯電話等、大規模回路を、小さな製品に収める時
や高周波部等に用いられています。
携帯電話のサイズが一昔前大きかったのが、段々と小さくなり、それにも関わらず
機能が増えていった時期を覚えている人も多いかと思います。
それには、このチップ部品サイズの小型化も一役買っていました。
チップ部品よりも部品サイズが大きな抵抗として、アキシャル抵抗、ラジアル抵抗という抵抗器があります。
基板へ部品を挿入した時、縦型(上下方向が長い)物をラジアル抵抗、
横型(左右方向が長い)物をアキシャル抵抗と言います。
サイズがチップ抵抗よりも大きな分、大電力に耐え、大出力アンプ、高電圧、高電流、低周波部等に
用いられています。
近年の回路大規模化、製品の小型化、小電力化に共に伴い、段々とチップ抵抗と比較し
存在感が薄れてきているような印象も少しありますが、高級オーディオ機器、大型家電
製品等、チップでは賄いきれない領域をカバーする為(言葉が適切でないかもしれませんが)、
今後も必要不可欠な部品となります。
抵抗に電流が流れるとジュール熱(P=I*I*R:電流の二乗×抵抗値) という熱が発生し
その熱を家電製品の外へ逃がす為(放熱用)に、電気製品のボディーに放熱用の穴が設けられています。
家のテレビを例にすると、テレビの裏側(主に上側)には、放熱の為、ボディーに穴が
あけられていると思います。
その穴から、製品の内側を見てみると、今回紹介した抵抗器が、家のテレビにも
使われている事がわかるかも知れません。
今回は、アキシャル抵抗の抵抗値を詠む事が出来るカラーコード表という物を紹介します。
これを知っていれば、家の家電製品の抵抗値を自分で読む事が出来るようになり
なんとなく、電気を知っているという気分になるのではないかと思います。
まず、抵抗器に4本の色帯が塗られており、カラーが抵抗端に寄っている方向から
見た時に、左から二つが数値を表し,左から3つめが乗数,一番右側が許容差を表しています。
(図2のようになっています。)
それぞれのカラーは、図3のような意味を持っており、抵抗器から、抵抗値の値を詠む事が出来ます。
(例)
【1】1:赤 2:赤 3: 橙 4: 金 は 22X10の3乗(=22kΩ) 誤差±5% の抵抗値
【2】1: 紫2: 青3: 青 4: 銀 は 76X10の6乗(=76mΩ) 誤差±10% の抵抗値
【3】1: 黄2: 白3: 黒 4: 金 は 49X10の0乗(=49Ω) 誤差±5% の抵抗値
図2 アキシャル抵抗
● カラーコード表
色 | 数値と乗数 | 許容差(記号) |
黒 | 0 | - |
茶 | 1 | ±1%(F) |
赤 | 2 | ±2%(G) |
橙 | 3 | ±0.05%(W) |
黄 | 4 | - |
緑 | 5 | ±0.5%(D) |
青 | 6 | ±0.25%(C) |
紫 | 7 | ±0.1%(B) |
灰 | 8 | - |
白 | 9 | - |
銀 | - | ±10%(K) |
金 | - | ±5%(J) |
図3
…とまぁ、こんな感じになっています(なるほど~)
電機チームでは、現在、電気基板設計、検証、技術サポート営業等、様々な分野の仕事を
行っています。
その中でも専門的な話や、今回のような一般的な話、プログラムの話をこれからも
ブログへ書かせていただこうと思っています。
今回の話を読んでいただき、有難うございました。
今までと違った形で見て行く事が出来ると思いますので
新たな興味を持つ事が出来ると思います。 是非実際のものを見て貰えれば。。。
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