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第４７回目のＳＱＬの豆知識としまして

図１の様な『商品マスタ』の

テーブルデータが存在していたとします。

商品マスタ


図１

図１の『商品マスタ』を基に

文字列関数（ＬＴＲＩＭ・ＲＴＲＩＭ）についての説明を行っていきたいと思います。


①　『ＬＴＲＩＭ』

左側の空白を削除した文字列を返す関数です。

書式としましては以下の様になります。

≪ＳＱＬ　ＳＥＲＶＥＲ≫

【書式】


ＬＴＲＩＭ（ｓｔｒｉｎｇｓ）


【引数】


ｓｔｒｉｎｇｓ　：文字列


【戻り値】


左側の空白を削除した文字列



それでは『ＬＴＲＩＭ』について実際に行ってみたいと思います。

商品マスタ・商品名の左側の空白を削除してみます。

ちなみに『商品マスタ・商品ID』の

１２の空白は、半角で入力されており、

１３の空白は、全角で入力されています。


SELECT 商品ID,'(' + 商品名 + ')' 商品名,
　　　　　　　　　　'(' + LTRIM(商品名) + ')' 左側空白削除商品名
　FROM 商品マスタ



図２

図２の様に、

『商品マスタ・商品ID』の１２の左側空白が削除されたのが分かります。

但し、注意しなければならない事は、削除されるのは半角空白のみです。

結果を見て分かる通り

『商品マスタ・商品ID』の１３の左側空白は全角の為

削除されていないのが分かります。


②　『ＲＴＲＩＭ』

右側の空白を削除した文字列を返す関数です。

書式としましては以下の様になります。

≪ＳＱＬ　ＳＥＲＶＥＲ≫

【書式】


ＲＴＲＩＭ（ｓｔｒｉｎｇｓ）


【引数】


ｓｔｒｉｎｇｓ　：文字列


【戻り値】


右側の空白を削除した文字列



それでは『ＲＴＲＩＭ』について実際に行ってみたいと思います。

商品マスタ・商品名の右側の空白を削除してみます。


SELECT 商品ID,'(' + 商品名 + ')' 商品名,
　　　　　　　　　　'(' + RTRIM(商品名) + ')' 右側空白削除商品名　FROM 商品マスタ



図３

図３の様に、

『商品マスタ・商品ID』の１２の右側空白が削除されたのが分かります。

但し、注意しなければならない事は、

『ＬＴＲＩＭ』同様、削除されるのは半角空白のみです。

結果を見て分かる通り

『商品マスタ・商品ID』の１３の右側空白は全角の為

削除されていないのが分かります。


ちなみに、

ＯＲＡＣＬＥにて使用可能な文字列関数として

指定した文字列を削除した文字列を返す関数としまして

『ＴＲＩＭ』関数が有ります。

書式としましては以下の様になります。

≪ＯＲＡＣＬＥ≫

【書式】


ＴＲＩＭ（［ＬＥＡＤＩＮＧ｜ＴＲＡＩＬＩＮＧ｜ＢＯＴＨ］ｃｈａｒ　ＦＲＯＭ　ｓｔｒｉｎｇｓ）


【引数】


ｃｈａｒ　　　：削除対象文字列



ｓｔｒｉｎｇｓ　：文字列


【戻り値】


対象文字列を削除した文字列



ＬＥＡＤＩＮＧ ：左側
ＴＲＡＩＬＩＮＧ：右側
ＢＯＴＨ　　　：両側



今回は、基本的な使用方法を説明しましたが、

色々な使い方がありますので是非、使用して試してみてください。

次回も引き続き、

『文字列関数』の説明を行います。



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